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2009年4月26日 (日)

のんびり四国の旅 その4

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翌日、高知に移動し、高知城をはじめ市内を見学した。
そして四国の最終日は、午前中に桂浜を散策し、午後から以前から訪れてみたかった牧野植物園に行った。
牧野植物園は高知ゆかりの植物学者、牧野富太郎を記念して作られた植物園である。

自分は牧野富太郎が好きだ。
明治の初めにほとんど独学で植物学を勉強し、さまざまな学術雑誌の刊行を行い、後年には有名な牧野日本植物図鑑を発行した。
この牧野日本植物図鑑は誰もが一度は見たことがあると思う。
自分も家にこの本があり、子供のころよく眺めたものである。

この牧野富太郎のどこが好きかというと、本当に植物のことを好きだったというところだ。
この人を見ていると、お金も全然ない、ただ本当に植物が好きで学問をやっているというのがとてもよく伝わってくる。
この人が写った写真がたくさん残っているが、花と一緒に本当に嬉しそうな、楽しそうな笑顔で写っている。
本当に好きだったんだなと思う。

学問というのはそういうものだと思う。
最近の大学では産学連携などと馬鹿みたいに騒いでいる人間が多い。
もちろん、お金になる分野はどんどんお金になれば良いと思う。
しかし、お金にならないからといって、その研究に価値がないかというと、この牧野富太郎の業績を見ればそうでないことが直ぐにわかる。
お金にならなくても彼の業績があるからこそ、現代の人間は豊かな植物の世界に触れることができるのである。
もちろん一昔前の大学のように、研究もしない人間が教授としていつまでも大学に居座っているような状態は良くないと思うが、学問というものは元々お金や論文の数で計るものではない。
その学問がどれだけ後世の人間の心を豊にできるかが大事である。
目先の利益よりも、100年後に人のためになるような研究をもっと奨励するべきである。
自分は学問に携わる人間の端くれとしてそう思う。
そして、自分の好きなことをしながら給料をもらえる幸運な人間として、牧野富太郎のように少しでも多くの人の心が豊かになるようにがんばりたい。

この牧野植物園は牧野富太郎の業績を展示するコーナーと広い植物園とに分かれている。
訪れたときはあいにく小雨が降る天気だったが、咲き誇る花々と霧のかかった景色がとても美しかった。



撮影: Finepix S100FS

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コメント

牧野さんの植物図鑑、ウチの親父も持ってました。今でも使える内容でしたね(o・ω・)ノ))

学問の価値っていろんな評価はあるでしょう。世のため人のため。好きだから。などなど・・・。ただ、あまり社会的に貢献しないけど、過去の理論を権威づけて守るような学問は疑問を感じます。一時期あった、某資格団体の理事長が暴利を得ていたという事件は、学問=権威の構図を利用しただけにしか感じませんでしたし…。

学問っていうのは、それを教えた人よりも、教わった人の人生や暮らしを豊かにする機会を増やすもの…そうあってもらいたいものです。

投稿: とし | 2009年5月 7日 (木) 00時27分

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