ツール・デュ・モンブラン 7日目 その1
2008年7月19日
今日はエギュイーユ・デュ・ミディ展望台に登って、モンブランの展望を楽しんだ後、ロープウェーでプラン・ドゥ・レギュイーユまで下り、そこからモンタンヴェールまで歩くという、シャモニーの定番ハイキングコースを行く。
朝一番のロープウェーに乗るために、まだ暗いうちからロープウェー乗り場に向かった。
昼間は観光客でごった返すロープウェーも、この時間はモンブラン登頂を目指す山男のものだ。
みんなザイルやアイゼンのチェックに余念が無い。
普通のハイキングの格好をしているのは自分たち二人ぐらいで、場違いなぐらい貧弱な装備で肩身が狭いぐらいだった。
でも、雪山は朝の方が絶対きれいだし、できるだけ上でゆっくりしたかったので朝一番を選んだ。
それにしても今日は本当に良い天気だ。
あれが目指すミディ展望台だ。
標高3842mmだが、ロープウェーを使うとあっという間に到着した。
さすがに上は寒く、ありったけの物を着込む。
通路も氷や雪で覆われている部分があるので、気をつけないと危ない。
シャモニーの谷を見下ろす。
高い所まで来たなと実感できるし、どこまでも続いているなだらかな山並みが気持ち良い。
シャモニーの谷と反対側は、一転して雪と岩山の世界だ。
どこまでも続く雪原が爽快だった。
ただ残念だったのは、風が強いためイタリア側のエルブロンネに行くロープウェーが運休していたことである。
雲に隠れている部分がモンブランだ。
この日はモンブランが雲に隠れている時が多く、モンブランの山頂を見るのになかなか苦労した。
展望を楽しんでいると上空にヘリが現れ、山頂付近の雲の中に何度も突入しようとしていた。
どう見てもテレビ局かなにかが取材をしている感じでもなく、滑落事故でも起こったのではないかとみんな心配していた。
今回嬉しかったのは、この展望台に前回来た時には見れなかったマッターホルンを見ることができたことである。
中央左奥の三角形をした山がそうであるが、昔、マッターホルンのヘルンリヒュッテまで登った時のことを思い出して嬉しかった。
自分が登ったことのある山を見るのはいつも楽しいものである。
特にそれが海外の山となるとなおさらだ。
中央やや右の三角形のピークがグランド・ジョラスだ。
イタリアで見た時とはまたぜんぜん形が違って面白い。
どこまでも続く岩山と雪原を見ていると飽きることが無い。
それにしても何時間ぐらいここにいただろうか。
興奮していて寒いのもすっかり忘れてしまっていた。
撮影:Finepix S100FS
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